真言宗 「十巻章」


 [弘法大師の教え]  

  大師の著書の中で、真言宗義建立に深い関係を持つ著作集「十巻章」
   下記の@からFまでの7部10巻を指して『十巻章』といわれている。

  弘法大師の真言宗の教えの真髄がここにあるという。ここでは、できるだけ本文を
  掲載し、また意訳の掲載したい。これは、写経であり、内容理解の助けになればと
  おもう。

  ただ、掲載するには、文字が本来のものがフォントとしてない。旧字体も表記できない
  ものも多いので、「本文を忠実に」はむりだと判断し、内容紹介にすぎないのかも知れ
  ない。ただ、お大師様の教えの一部でも知ることができて、その表現にも触れることが
  できればいいと思っている。

  (残念ながら、学問的資料として使ってもらえるものではないことは、ご理解ください。)
   理由は、まず著作権や標章が不明であること。さらに、明らかに上記参考文献の
   著作権は犯しているように思います。また、前述のように、表記や文字使用、また意訳
   には、根拠のない推論や省略があります。


    @『菩提心論(ぼだいしんろん)』 龍猛(りゅうみょう)

    A『即身義』(『即身成仏義』)  全文対訳 

      ■即身成仏内容  内容分析(『即身成仏義』金岡秀友 参考)

    B『吽字義』(うんじぎ)

    C『声字実相義』(しょうじじっそうぎ)

    D『二教論』(『弁顕蜜二教論』べんけんみつにきょうろん)二巻

    E『秘蔵宝やく』(ひぞうほうやく)三巻 第1から第8まではまだ未掲載です。

      ■秘密曼荼羅十住心論 内容分析と解説を

    F『般若心経秘鍵』(はんにゃしんぎょうひけん) 全文対訳  ■大師心経


   このHPにUPするときに、ちょっと躊躇したことがありました。
   上の7巻の順番です。まあ、私は寄らば大樹の陰ですから、『即身成仏義』金岡秀友著の
   P41の「十巻章」の解説からいただきました。

   そこには、宥快(1400年ころ)の「応永の大成」だろうということです。
   『即身成仏義』、『吽字義』、『声字実相義』、の順になっています。

   また、高野山大学選書第二巻で元学長生井智詔氏の文章には、
   『即身成仏義』、『声字実相義』、 『吽字義』 
   『空海コレクションU』の巻末解説に立川武蔵氏も、
   『声字実相義』 『吽字義』 の順です。

   ひとつは「三部書」の成立年代の解釈が問題でしょうか。
   「この三著作の製作年代は不明であるが、『声字実相義』が『即身成仏義』より後に
    書かれてことは確かである。」「身・声・字」の順とあります。

  おもしろいのは、『空海コレクション』宮坂宥勝監修では、
   1巻目に
     『菩提心論(ぼだいしんろん)』 龍猛(りゅうみょう)
     『二教論』(『弁顕蜜二教論』)
     『秘蔵宝やく』
  2巻目に
    『即身義』(『即身成仏義』)  
    『声字実相義』(しょうじじっそうぎ)
    『吽字義』(うんじぎ)
    『般若心経秘鍵』(はんにゃしんぎょうひけん) 
  という順番にしています。
 
内容的に、お大師さんの思索がさらに深まっていったと見るならば、
『般若心経秘鍵』が、『秘蔵宝やく』より後の、晩年の作品ということでしょうか。
ちょっとだけ、見ただけです。これもまた、内容で並べるか、年代で並べるかでしょうか。
それだったら『三教指帰』や『十住心論』がどうして十巻に入らないのでしょうか?

  まあ難しいことは、研究者のおまかせということで、かんべんしてくださいね。



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