牡丹は原産地を中国とするボタン科ボタン属の落葉低木で、その優美な姿から別名「花王」と呼ばれ古より高貴な花とされて称えられてきました。日本に渡来したのは奈良時代の頃で、薬用として栽培されたのが始まりとなっています。
当法安寺境内に咲く牡丹は、数ある品種の中でも珍しい「京美人」と言われる牡丹の原種です。その起源は不明ですが、当寺が飛鳥時代に建立されていたことを考えれば、その古さをうかがい知ることができます。一般的に牡丹の花びらは、一重、八重、千重と称され、当法安寺の「京美人」は『千重』で108枚の花びらを持っております。その花蓋は大きいもので30cm近くあり、4月初旬から桃色を中心に、紅、白、黄、紫、斑の大輪の美しい花が咲き始めます。 |
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全国に数あるぼたん園の中でも「京美人」が群生しているところは珍しく、『法安寺の千本牡丹』と呼ばれるほどになりました。そして最盛期には、咲き誇る1,000株余りの「京美人」に牡丹愛好家やカメラマン、マスコミ関係の方々が詰めかけ、日本一と称えられています。 |