初めての痔の診察

 タウンページに載っている肛門科までは車で行きました。その頃私は実家(奈良県)に住んで いました。
後で思ったのですが、ここは胃腸科がメインで肛門科はついでにやってますよと言う感じでした。
 まず受付で「今日はどうされましたか?」と聞かれたので『あの〜、お尻が痛いんですぅ』と言うと「あ、痔ですね!」
と元気よく言われてしまいました。(おいおい、そんな大きな声で言うたらみんなに聞こえるがな)と心の中でつぶやいて
しまいました。他の患者が 聞いて聞かぬふり をしているのが感じられて、イヤな思いをしました。
 簡単な問診票を書いて順番を待っていると、とうとう中から看護婦さんが出て来て呼ばれました。診察室はごく一般の
町医者の中という感じでした。でもカーテンで仕切られた隣の部屋には注射とか点滴をしている患者もいるみたいで、看護婦さん
と会話をしているのが聞こえてきます。反対側の壁には診察用のベッドがあり、その上に痔の診察するときの姿勢を書かれた絵が
貼ってありました。(横向きに寝て足をお腹のほうに抱え込むようにしている図です)
  医者「どうしたの?」(けっこう馴れ馴れしい話し方)
  私 『お尻が痛いんです。もう何日にもなります。』
  医者「どんな感じの痛さ?」
  私 『ズキズキ、ジンジン、で立ってられない位の痛さですわ。』
  医者「そう、そしたら診るからそこの絵の姿勢で寝て」
 
 私は言われた通りにしました。ズボンもパンツもおろして横になり待っていると、何やら器具を持って来ました。
 
  医者「ほんなら、 あー と言って」
  私 『???』
  医者「あー て言うたら力が抜けて痛みが無くなるから。」
  私 『あ〜〜』 

 冷たい感じの物がお尻に入って来ます。

  私 『あ〜〜。。。痛たたたたたた!!!』

 ものすごい激痛です。耐えきれません。

  医者「あかんあかん、力入れたら中を診られへん」
  私 『でも痛いですぅ〜、うううううう』

 痛みをこらえながらも あ〜〜 を言い続けました。

  医者「うわぁー、こりゃ痛いわ。潰瘍になっとる」「はい、終わりね」

 説明によると、切れ痔が悪化し、切れた所が硬くなって溝状になっているらしいのです。それが原因で周りの筋肉が痙攣し
それが痛さを増長させているそうです。

  医者「とりあえず薬を出すから、それで様子を見ましょう」

 ということで薬をもらってその日は終わりました。あんなに痛い目をするなら もう二度と行かん と思ってしまったのでした。 


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