![]()
1994年3月、大学のゼミ合宿で、国道168号線奈良県大塔村付近を十津川村に向かって車で南下していたときのこと、電柱という電柱に「じゃばらドリンク」という看板が取り付けられていることに気がつきました。「じゃばら、じゃばら、蛇腹?・・・・。」「うえーっ!」車中で皆で話し合った結果、「おそらく精力剤かなんかやろう」ということで一件落着しました。
日本で一番長い木製のつり橋「谷瀬のつり橋」に到着、297メートルの道のりを川の対岸に渡り、売店で一休みしていたときのこと、目に飛び込んできたのは「じゃばらドリンクあります」の貼り紙。Mr.Tはおそるおそる「じゃばらドリンクってどんなんですの?」と店のおばちゃんに聞きました。おばちゃんは「これやで」と180CCの小瓶を出してきてくれました。
瓶の大きさはいかにも精力剤。出してきてもらった以上、いらんというわけにもいかず、1本買って飲むことにしました。とりあえずふたを開け、鼻をくんくんと近づけました。「ゆず?ヒノキ?なんやこれは?」が第一印象。勇気を出して一口飲んでみました。「むちゃむちゃうまいやんけ・・・。」口の中に柑橘系のさわやかな風味と森の香りがふんわりとひろがりました。
Mr.Tはさらにおばちゃんに尋ねました。「もっと大きな瓶ないの?」おばちゃんは店の奥から500CCの濃縮果汁の瓶を出してきてくれました。Mr.Tは大喜びでそれを買い、再びつり橋を渡ってもと来た道を戻りました。
それからというもの、半年に1度くらいの割合でバイクを転がし、「じゃばらドリンク」を買いにいくようになりました。
じゃばらドリンクとの出会いから9年、Mr.Tはじゃばらの産地、和歌山県北山村にいました。村営の物産センターを覗いてみると、あるわあるわ、じゃばらドリンク、じゃばら飴、じゃばら紅茶、じゃばらポン酢、じゃばらゼリー、じゃばらジャム・・・。聞くところによると、じゃばらは花粉症にも効果があるとのことでテレビなんかでも時々紹介されているそうで、全国から注文が殺到しているとのこと。北山村では「楽天市場」を使って全国に販売しているそうです。ぜひとも一度、紀伊山地のきれいな水と空気と太陽の光をたっぷり吸った「じゃばら」をご賞味ください。
ちなみに「じゃばら」とは「邪気を払う」というところに語源があるそうです。

じゃばらの実 じゃばらドリンク