民宿 菅田屋



 中央本線野尻駅で電車を降り、改札を出て右へ2分ほど進むと、真正面に菅田屋さんがあります。
 1998年7月、Mr.Tはこの近くにある阿寺渓谷に写真を撮りに出かけました。当初の予定では、渓谷の入り口近くにある別の民宿に泊まる予定だったのですが、思い立ってすぐに電車に飛び乗ったこともあって予約が取れず、菅田屋さんにかけこんだのです。
 典型的な木曽造りの2階建てのたたずまい、おせじにもきれいなところとは言えませんが、おばあちゃんが1人で細々と営んでいました。聞くところによると、木曽路ブームがあった昭和40年頃に開業し、当初は食事も出していたとのことですが、昭和の終わり頃からご主人が亡くなられたのをきっかけに、素泊まり宿として営んできたとのことです。
 その日から、菅田屋さんはMr.Tの「第2の故郷」となりました。春夏秋冬年に4回通うようになり、泊まったときにはおばあちゃんと一緒に食事をしたり、一緒にお出かけしたりするようになりました。しかし、結婚を控えた2002年秋以降は残念ながら足が遠のいてしまいました。
 2003年3月、菅田屋さんはおばあちゃん高齢のため、廃業となりました。5年間でお世話になった延べ日数約30日。おばあちゃんのおかげで信州・木曽路を思う存分堪能しました。
  「宿は廃業したけれど、あんたは孫みたいなもんだから、いつでも来てくれたらいいだに。」
 
ありがたいお言葉に甘えて、2003年の夏もお世話になりました。おばあちゃんいつまでもお元気で。また来年の夏帰郷します。

                             

                菅田屋さん全景                       2階の廊下