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キハ58系は昭和36年に旧国鉄が開発した急行型気動車です。10数年前まで、全国各地の路線で見かけたクリーム地に朱色の帯を巻いた四角いディーゼルカーと言えばおわかりいただける方も多いかもしれません。 なぜMr.Tがキハ58系に思いを寄せるのか・・・。ルーツはおそらくそんなところにあるのでしょう。 |
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時は過ぎ、Mr.Tが鉄道旅行に情熱を注いだ1990年代の初めの頃。キハ58系は本来の急行としての運用は老朽化とともに減少していて、旅先の地方ローカル線で出会うことが多くなりました。関西近郊では関西本線の加茂〜亀山間、山陰本線、紀勢本線の亀山〜新宮間、名松線、参宮線等が活躍の舞台。花形的な運用としては、名古屋〜奈良間の「急行かすが」や名古屋〜鳥羽間の「快速みえ」、大阪〜飛騨古川間の「急行たかやま」、京都から丹波を目指した「急行丹波」等が挙げられるでしょうか。 |
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キハ58系には寒冷地仕様のキハ56系、信越本線の横軽越え用のキハ57系、高出力バージョンのキハ65系、66系等のバリエーションがあります。また、国鉄の他のどんな気動車とも併結運転ができ、長大編成から最小2両まで、柔軟な運用が可能であったことから全国各地で活躍していました。しかし前2系列はすでに全廃。現在は標準仕様のキハ58系が東北、北陸、山陰、四国、九州に少数ながら、そしてキハ65系が四国に、キハ66系が九州に現存するのみ。余談ですが、現在九州を走る初代「ゆふいんの森」号ことキハ71系も、ベースはキハ58系であるという事実はあまり知られていません。 |
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また、少し前までは先述の「なかよし号」等修学旅行列車としての運用もありましたが、それも先輩格のキハ181系に取って代わられ、現在、先述の関西近郊路線にはキハ58系の姿はありません。 |
日本の高度成長を支え、日本各地を轟音とともに縦横無尽に走り回ったキハ58系、全廃までのカウントダウンが始まり、全国各地で花道を飾らせようとリバイバル運転等が盛んに行われています。重い車体に非力なエンジン(最高速度95キロ)、コイルバネのためおせじにも良いとは言えない乗り心地・・・。決して性能的には高くないけれど、どこか人間的なキハ58系。Mr.Tは愛してやみません。