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165系は1963年に旧国鉄が開発した山岳用の直流急行型電車です。ルーツは平地バージョンの153系やら、新世代通勤型電車の101系にさかのぼるとのことですが、非常に説明がマニアックになるのでここでは割愛させていただきます。
165系といえばトレードマークは「湘南色」と呼ばれる緑と柿色のツートンカラー。急行列車全盛期には、全国各地でさまざまな行き先の列車を併結したツートンカラーの長大編成が疾走する姿を目にすることができました。
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Mr.Tと165系の出会いは1991年の夏。同じ日に、信越本線の高崎〜軽井沢間と中央西線の塩尻〜中津川間で乗車したのが最初でした。当時すでに「急行」という列車種別が風前の灯火となっており、両者はローカルの3両編成の普通列車。つまり、「都落ち」した元急行用電車に乗っていたということになるのですが、そんなことは全く知らず、重厚感ある走りと乗り心地にいたく感激したものでした。
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165系には標準型に加え、修学旅行用の167系、信越線横軽用の169系が存在しました。167系は早々に標準化改造されて165系と共通運用、169系は「峠のシェルパ」ことEF63との協調運転ができる装備がなされていた以外は標準型と性能は変わらずで、信越線や中央本線を中心に活躍していました。 |
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急行型電車「165系」は平成8年に東京〜静岡間の急行「東海」、豊橋〜飯田間の急行「伊那路」の特急格上げにより、事実上急行運用からは撤退。その後は「大垣夜行」や東京〜新潟間の「快速ムーンライト」等の花形運用以外は、中央西線や紀勢本線の電化区間にて静かに余生を送るのみでした。 |
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Mr.Tは、中央西線を走る165系が大好きだったのですが、平成11年についに引退。最後の砦であった紀勢本線においても、新大阪〜新宮間のいわゆる「新宮夜行」等々で活躍していたものの、平成13年を最後に定期運用が消滅しました。平成14年中は引退の花道を飾らせようと、各地でリバイバル運転が盛んに行われたのですが、現在は一部の団体用列車と保留車を除いて、JR線上からは姿を消してしまっています。 しかし、元信越本線である「しなの鉄道」では塗色変更されているものの、まだまだ現役。篠ノ井線の篠ノ井〜長野間に入線することもあるようです。 |
日本の高度成長を支え、重厚なモーター音とともに全国各地を駆け巡った165系。Mr.Tの鉄道旅行に彩を添えてくれた165系。日本の大動脈上でその勇姿を見ることはできませんが、思い出の電車の一つです。