3. ローレンシャン高原  (3rd ed)
 地質的には大変古く、氷河時代に氷河に削られて平坦化された、なだらかな丘陵が続く高原地帯で、随所に湖があります。
氷河にけずられた土地ですから、耕作に適した表土は少なく、狭くて浅く、しかもやせています。
こうした土地のため、太い幹を持つ木が少ないものの、背の高い真っ直ぐな木々による林をつくり、秋には美しい紅葉をみせてくれるのです。
 少し高い山では麓は落葉樹の紅葉が見られますが、高くなるにつれて常緑の針葉樹の林にかわります。
このように、なだらかな丘陵地帯ということで、スキー場が随所に見られます。
道路は真っ直ぐで、両側の木々の紅葉と家の色が美しい取り合わせで続きます。
 走るにつれ、ケベック風の家が減り、北欧風の家になってきます。
 (ケベック風の家:全体は北欧風ですが、屋根に特徴があります。雪を下ろすための急勾配の屋根の軒付近で、勾配が緩やかでほとんど水平になり、
 軒を延ばした形です。女性の髪型でおかっぱ風で、毛先を跳ね上げた形を想定してください。これは、軒下を歩く人に、屋根からの雪が 滑り落ちた時、
かからないようにという工夫だそうです。屋根色は黒か赤で、積雪の中、遠方からでも分かる工夫だそうです。)
 時はちょうどハロウインの前、ハロウインの飾り付け材料のセール、各家々のそれぞれ工夫した飾り付けが楽しい。
            
 定番のオレンジ色のカボチャとわら人形用の飾り、わらが並べられています。
 カボチャは表面の凸凹が少なく、オレンジ色で表皮はさほど堅くなく、内部をくりぬいて加工するには好都合です。
 大きいので(直径約20-25cm)1個で5カナダドルくらいです。 10cm位の小さいのが人気だそうです。
 写真はオシャレな店のハロウイン人形。道ばたに山積みされ「SALE」の立て札が目につきました。
 カボチャは以外に重くて、くりぬいた果肉部分は食べられます。加工したカボチャは、テーブルの上で中にローソクを立て楽しむようです。
 人形はわらで作り服を着せ、手足はわらの端をそのまま出しています。(日本の案山子風)
 表情は鷲鼻に太い眉、大きな口、ぼさぼさ頭に破れた帽子、衣服は古い穀物袋で、全体は“年老いた魔女”の印象でした(男女あり)。
 右上の写真が定番のスタイルで、左上ではカボチャとわらの売り物に例示された右側の横向の人形がこれです。
 写真左側はカラスのモチーフの人形のようです(新しいデザイン)。
  バス内からの道すがら見た各家では、定番ながらも小さなところで色々と工夫がなされ、見ているだけで楽しい飾り付けでした。
                 日本でも、子供の頃は 七夕、中秋の名月のお月見、 と 各家で色々趣向を凝らしたものですが・・・・
                
 ローレンシャン高原のリゾート村の一つ、トランブラン村に着きました。
新しく観光用に作られた欧風の町の印象です。スキー場に繋がるケーブルの周辺にひろがっている、新しいリゾート施設です。

村入口のケーブル乗り場(噴水右の青屋根)

中央部の小さな屋根の家々は貸しロッジ。

付近は紅葉と相まって、本当にカラフル。

下はスキー場へ向かうケーブルから見下ろした風景です。ケーブルがゆれていますので、写真は今ひとつですが。
       中央に青い湖、なだらかな高原がはるか向こうにまで続き、遠くは霞んでいる風景です。(曇天でした)

標高が高くなるにつれ、紅葉は少なくなり、針葉樹が多くなります。
    ←頂上の反対側もスキー場でした。 
    (標高 約1000mの山頂)

頂上からの眺めはすばらしいのですが、
風が強く、体感温度が低いです。
 おまけに小雨がぱらつくので早々に
下山しました。

     やっぱりこっちが・・・キレイ!→
         (ケーブル乗り場近く)

また、バスにゆられて(道路は舗装してあるのですが、痛みがひどくバスはよく揺れます。)
やっとロッジに着きました。
    ← 湖側から見たロッジ

山小屋風ですが、エレベータもある新設ロッジです。 
部屋は2寝室(1つは居間と兼用、ガス暖炉)の構成です。
写真にあるベランダからは湖がみわたせます。
木造主体で3階まで吹き抜けのロビーには、大きな暖炉があり、
まさに冬(スキー)用のホテル(ロッジ)でした。
もっとも、このとき、ほかにはほとんど客は居ませんでしたが・・・・
                       (スキーにはまだ早い。)






              ロッジで見つけた見事な赤の木 →

 外を散歩していて、近くに小さな別荘が売りにでていました。
       広さ200坪くらいでしょうか、その中央に2LDK程度の家があり、芝生の庭もきれいです。
       表は道路(2車線)、裏は湖に繋がっています。   これで  197,000カナダドル と書いてありました。    
   いかがです?!  あたりは個人の別荘ばかりで、広さは上記の数倍以上です。 環境良好!!
   もっとも冬の生活は大変でしょうが・・・・・・・・

   湖畔。

   霞に覆われる湖。

   中央左の白色は水上飛行機。

朝7時前、晴れていたので外にでてみました。湖の向こう岸が明るくなっています。
朝日が見える! と期待して外にでてみたのです。

 ところが、さっきまで見晴らしが良かったのに、見る見るうちに霞が深くかかってきました。(風もなく、本当に静かな湖)
湖水は青みかかっています。これは湖水に含まれる氷河が削ってきた岩石の粉(非常に小さい)による反射で青白い色になるのだそうです。
                                              
 霞が収まりかけた9時頃、湖の向こうからエンジン音がして、水上飛行機が見えてきました(右上)。向こう岸の別荘からのようです。
 やがて方向をかえ、元来た方向(写真右方向)に滑走を初めて飛び立っていきました。しかも2機。

                     
 8時過ぎには、スクールバス(中型)が通りました。スクールバスが来るのが “ちょっと早いよネ” と皆で話ていたのです。
 そして約20分後、乗車している生徒の数が増えて引き返して行きました。 まだまだ学校到着では無いようです。
              この調子では生徒全員を収容するには、相当時間がかかりそうですネエ・・・・・・・
 興味を示してくれたのは 「カラス」。 散歩にでると 早速に 「見物」にやってきました。 ほかには小鳥が全く見えません。
 それにしても、鳥が少ない。 ケベックへ向かう途中で、独特の鍵形で飛ぶガンの群れを見たのが最も多かった場合です。
 鳩も以外に少なかったです。もっとも、装飾の多い建物が建ち並ぶ中、住み着かれたら「建物掃除」が大変でしょう!
             公園には、太い柱(高さ4m位)に“丸アナ”がたくさん開けられている「鳩のアパート」も用意されていました。
                また、ある教会では、鳩の天敵(?)のフクロウ(つくりもの)が置かれていました。日本みたいに金網を張ることが出来ないでしょうから・・・・
 野生のリスやアライグマはたくさんいるのに、鳥は冬の空を飛ぶことが大変なのでしょうね。
 湖の水はきれいで淡い水色をしていますが藻もあまり生えていません。しばらーく見ていて8cmくらいの小魚を1匹発見。  やはり、厳しい自然のようです。