信楽風花器


  【信楽風花器】
 石入りの信楽の土に松灰をかけて、さやの中に木炭をいっぱい入れて、 その上に置いて還元焼成したものである。今回は、素焼きせずに生焼きにした。
電気窯では炎が出ないので、緋色は出ないはずだが、炭をしいて炭の炎を 当てることで緋色がでる。
緋色の釉薬を塗れば確実に緋色はつくが、緋色釉は塩分が含まれといるので 電気窯にとっては痛む原因になるので、木炭を利用している。
松灰をかけるときに、全体に満遍なく薄くかけ、最後に正面を決めて よく溶けるように厚めにかけるが、私は、紅茶の「茶漉し」を使っている。 少しずつ松灰がかかって、なかなか仕上がりも良い。
「信楽風」と称しているのは、故古谷道生氏が「信楽の土で信楽の土地で 焼成して初めて信楽焼といえる」と話しているのを尊重したいと考えているからだ。
2003/8/13